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のびやかに枝葉を広げた樹木と青々とした芝生、色鮮やかな花々が訪れる人を迎える憩いの空間。Four Seasons Hotel Firenzeの中央に広がるゲラルデスカ庭園は、面積45,000 ㎡とフィレンツェ最大の広さを誇ります。元は塀に囲まれた私有地だったため、その姿は数百年もの間、人々の目に触れることがありませんでした。

15世紀にルネサンス式庭園として造営され、19世紀の改築を経て現在の姿となったゲラルデスカ庭園。園内には、ヨーロッパ最古の植物種で生け垣やトピアリーに使用される常緑樹のイチイ、ホメオパシー療法で使用されることから「生命の木」と呼ばれる爽やかな香りのニオイヒバなどが生い茂り、絶滅の危機に瀕している希少な植物も目にすることができます。

観光の合間にお時間のあるときは、ゲラルデスカ庭園をぜひ散策してみてください。都会の喧騒に疲れた心が、やさしく癒やされるはずです。小径に沿ってルネサンス期の彫像や噴水、プール、イオニア式の小神殿、「カフェハウス」と呼ばれるパビリオンが点在しており、訪れる人の目を楽しませてくれます。

野花が咲く芝生で午睡を楽しんだり、樹齢数百年の大木の下で読書をしたり、プールサイドでくつろいだり。過ごし方はさまざま。天気の良い日は、Il Palagioのテラス席や、赤レンガの屋根が連なる薔薇色の街並みとデゥオーモを一望する丘の上でお食事を楽しむのもおすすめです。